Amazon Virtual Private Cloud(VPC)は、AWSが提供する仮想ネットワークサービスです。VPCを使用することで、ユーザーはAWSクラウド内に仮想ネットワークを構築し、独自のIPアドレス範囲、サブネット、ルーティングテーブル、ネットワークゲートウェイなどを定義できます。VPCは、AWSクラウド内でのリソースのセキュリティおよびアイソレーションを提供します。
VPCの主な機能
VPCには以下のような主な機能があります。
- 仮想ネットワークの作成、削除、変更などの管理
- サブネット、ルーティングテーブル、ネットワークゲートウェイなどの構成
- プライベートIPアドレスの定義、アクセス制御の設定、VPN接続のサポートなどのセキュリティ機能
- VPCピアリングやTransit Gatewayなどのネットワーク接続機能
- VPCフローログなどのネットワーク監視機能
VPCの利点
VPCを使用することにより、以下のような利点があります。
- AWSクラウド内に仮想ネットワークを構築することができるため、物理的なネットワークインフラストラクチャの設置が不要で、簡単にスケーリングできます。
- VPC内でリソースを分離し、セキュリティを確保できます。
- VPC内で独自のIPアドレス範囲を定義することができ、オンプレミス環境との接続が容易になります。
- プライベートIPアドレスの定義やアクセス制御の設定など、セキュリティ機能を容易に設定できます。
- VPCピアリングやTransit Gatewayなどの機能を使用することで、複数のVPCを接続して、大規模なネットワークを構築できます。
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VPCの価格
VPCは、以下のように価格が設定されています。
- VPC自体の作成や利用には、追加料金はかかりません。
- VPC内に作成したリソース(EC2インスタンス、RDS、Elastic Load Balancerなど)の利用料金が発生します。
- VPC内に作成したリソースに割り当てたElastic IPアドレスに対して、使用料金が発生します。
- VPCにVPN接続を設定する場合、VPN Gatewayの使用料金が発生します。
- VPCピアリングやTransit Gatewayを使用する場合、データ転送料金が発生します。
料金の詳細については、AWSの公式サイトを確認することをお勧めします。また、AWSは定期的に価格を変更することがあるため、最新の情報を確認することが重要です。