【QOL向上】PCの音質改善をしてみた【音楽】

昨年、PCから出力するサウンド(音)を良くしようと思いたち初心者向けの構成でちょっとだけサウンド関連に手を入れました。
いきなり大きなコストをかけるのではなく、まずはオーソドックスな構成で構築しました。
今回はいつもとは少し趣向を変えて、実際にPCのサウンド周りの環境をどのような製品と構成にしたのかについて紹介したいと思います。

全体の構成図

まずは全体の構成です。
全体はこんな感じで構成しました。


PCからDACにはUSB(電源+信号出力)とS/PDIF(光信号出力)両方を繋げ、
DACからアンプへ繋げ、アンプからスピーカー出力というシンプルな構成。

PCからは基本S/PDIFにWASAPI排他で出力することが多いです。(一部でASIOも使ってましたが、こっちのほうが都合が良かった)

ざっくり言うと PC→DAC→アンプ→スピーカー という構成。
Fostex HPA4は簡易アンプとしても機能するので、AIYIMA A07はなくても大丈夫ですがここはアンプはアンプで出力させよう、ということであえて導入してます。(出力の大きさという理由もあります)

各製品の説明(役割)と簡易レビュー

ここで使用している製品は、

  • Fostex HPA4
  • AIYIMA A07
  • POLK ES20

の3つ。他各製品間を接続するスピーカーケーブル、S/PDIFケーブル、USBケーブルがありますがここは割愛します。

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Fostex HPA4

役割は「DAC」(Digital Analog Converter)。アンプとしての機能も備えるがここではDACとして利用。
ヘッドフォンアンプとして使うこともできます。
この場合、後述のAIYIMA A07に接続せずヘッドフォン、イヤフォンをイヤフォンジャックに挿せば使えます。<PR>

初心者向け定番とも言えるかも。安価ながらしっかり変換してくれるイメージ。
価格も安くとっつきやすい。古い製品ですがハイレゾ、192Kbpsのビットレートまで対応。
電源はUSBから取る為、USB接続は必須。
音質を重視するならS/PDIFでも接続して、音はS/PDIFから出力するのがオススメ。
USBだとPCノイズの影響が受けやすく、時々ノイズが入ります。
USBかS/PDIFどちらで音を入力するかは選択式。(MIXはできない)
私は基本S/PDIF出力にしています。

AIYIMA A07

役割は「アンプ」。HPA4で変換したアナログ信号を増幅してスピーカーに出力する。<PR>

中華製アンプで、とても安価で購入できる。シンプルではあるが300Wの大出力が可能になっている代物です。
サブウーファー用の端子がないためサブウーファーも接続したい場合は使えない。
2ch出力かつ、初心者入門用としてはかなり使いやすいイメージ。
本体も軽量かつコンパクト。デスクトップPCの脇などにおけるサイズ。
音もクリアーに聞こえる。

POLK AUDIO SIGNATURE ELITE ES20

日本ではあまり聞かないPolkというメーカ製のブックシェルフスピーカー。ハイレゾにも対応。
米国では有名なメーカー。<PR>

そこそこウーファーが大きいのもあって、低音もしっかりように感じる。
価格もそこまで高いものではないので手が出しやすい。コストパフォーマンスは良いと思う一品。
自分が思っていたよりずっと大きかった(笑)。
スピーカーの中ではそこまで高い部類ではないですが、安定したいい音、という感じ。
初級者向け・入門向けとしてはいいんじゃないかな?と思えるもの。

まとめ

PCを除き、これらの製品と接続ケーブルを購入しておおよそ10万ぐらいでした。
入門編としてはこんなものかな、と思うレベルですね。
音質の改善も上を見たら切りがないのでここらで様子見といった感じ。
例えばノートPCのスピーカーや、モニターのスピーカーから出力している場合にはスピーカーだけでもちょっとしたものに変えるとかなり音質が良くなります。
というかそれが一番大きい。なので、ちょっとでもいい音で聞いてみたいなとなったらまずはスピーカーがオススメ。

おまけ

PCの環境を構築するときに私がよくわからなかった用語をまとめておきますので、参考にどうぞ。

用語意味
S/PDIF光デジタル出力端子のこと。光ファイバーで接続する。USBよりノイズが入りにくい。
ASIO音声出力時の形式。オーディオドライバを専有する出力形式の1つで、サードパーティ製。
WASAPIを経由せず、ドライバに直接出力するので音の劣化がない。
WASAPIWindows Audio Session APIの略。Windowsの音声出力時の処理のこと。共有モードと排他モードがある。
排他モードはASIOと同様に動作しオーディオドライバに直結して出力するため音の劣化がないが、デバイスを専有する。
共有モードは通常利用しているモードで、ブラウザ、システム、アプリ等からの音をWASAPIでMIXし出力する。この際、ビットレートが調整されるため音の劣化が発生する。
WASAPI排他とASIOどちらが良いかと言うと・・・好みで良いと思われる。
DACDigital Analog Converter。PCの信号はデジタルだがスピーカーから出力される音はアナログであるため、デジタル信号をアナログに変換する必要がある。このアナログ変換をどれだけ精密に行うことができるか?で正確な音が出力できるか決まる。